5m未満のスタンダードキャブコン(4/10)


オルビス イオ キャンピングワークス  


オルビス イオのコンセプトは自立型キャンピングカー。
即ち、2.8KWの大型発電機を搭載し、外部に頼らない電装システムを持っている。大型の発電機なので容量に余裕があり、結果的に音も静かになる。

また、オルビス イオ スマートでは、発電機に加えリチウムイオンバッテリーも標準装備。電気の問題を完全に解決しているといって良い。
もちろん、これを生かして家庭用エアコンは標準装備になっており、真夏の昼間でも電気の心配なく使える。

暖房に関してはFFヒーターが標準装備されているのも特筆できるが、ダイネットはもちろん、ベッドルーム、バンクベッド、ユーティリティールームにも暖気の吹出口があり、どこにいても温かい。

ギャレーには、やはりこれも電気の問題がないのでIH調理器が置かれ、安全性が図られている。また、冷蔵庫と電子オーブンレンジも標準装備される。
ユーティリティールームにはカセットトイレと温水シャワーシステムが標準装備されている。

レイアウトは前部に対座ダイネットと後部に1段ベッド、あるいは2段ベッドが置かれ、ダイネットとベッド間にユーティリティールーム、左サイドにギャレーが配置される。
また、外観からも分かるように、大きなバンクがあり、内部は天井の高いバンクベッドになっている。

 オルビス イオのインテリア

ファミリー仕様とふたり旅仕様が用意されており、ファミリー仕様は最後部に2段ベッドが設置されるが、二人旅仕様ではこれが1段となるだけで、後は変わらない。

オルビス イオは、スタンダードのオルビス イオ、AGMバッテリーを採用したオルビス イオ アルファ、リチウムイオンバッテリーを採用したオルビス イオ スマートがあるが、いずれも発電機とエアコンは標準装備。

大型発電機と大容量バッテリーを中心にした完全自立型のキャンピングカーで、主な装備はほとんど標準で付いているため、長期旅も快適にこなせる。
FFヒーターやカセットトイレも標準装備だ。
ただ電子レンジが標準装備なので、大容量インバーターは標準装備にしてほしかったところではある。

機能的にはほぼフル装備と言えるが、700万円を超える価格は、今回ノミネートした中では最も高価だ。

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2018.4.29