ハイエースワイドロングベースのお洒落なワゴン(2/6)



リコルソ アネックス  画と記事

同社には普及バンコンモデルのファミリーワゴンブランドがあるが、リコルソはその上級モデルに位置する同社ワゴンのフラグシップ。
ハイルーフの架装もオプションで選択できる。
「旅するクルマだからこそ、インテリアにこだわりたい」とのコンセプトでデザインされただけあって、室内は洗練された高級感を持つ。


2017年モデルは道交法改正により、3ナンバーから8ナンバーに変更。
それに伴って、最後部にコンパクトなシンクと、シンク前の高さをクリアするための床掘り下げが設置された。
ここは床下収納として利用できる。

リコルソの特徴は多々あるが、特筆できるのは、このセカンドシンクを積極的に利用しているところ。
このシンクは、8ナンバー登録のためのもので、他モデルではシート下に隠れてしまうものもあるが、リコルソではミラーを付け、洗面用として活用することを提案している。
確かに、メインシンクはお洒落なカウンターに収まっているので、ここで歯を磨いたりするのは興ざめだ。

レイアウトは前部にギャレー、後部は二の字型のロングシートを持つ広いダイネットの構成。
ギャレーは丸型のシンクが埋め込まれ、カクテルカウンター風の作りとなっている。
ただし、コンロを置くスペースは狭く、調理をすることはあまり重要視されていないようだ。

運転席、助手席から後部に移動する場合、ギャレーのカウンターテーブルが跳ね上げられるようになっている。
しかし電子レンジがこのカウンターにビルトインできるようになっており、その場合は運転席からの移動はカウンターを乗り越えなければならないのが難点。


オーエムシー 北斗 ⇨動画記事

北斗は同社の看板モデルでもありロングセラーの一つで、当初から8ナンバーキャンピング車として設計されている。
ロングワイドワゴンをベースとするモデルでは自他含め唯一の常設2段ベッド、しかも縦置き常設2段ベッドを持つモデルだ。


このベッドは上段ベッドボードを下ろすと、下段ベッドの背もたれになる。
ただ、車内高が限られている上での2段ベッドなので、下段ベッドはかなり低く、ダイネットソファとして考えると、高さが多少足りない。

北斗の魅力は何といっても”ホビーデスク”だろう。
一人用の机だが、読書をしたり、趣味の作業をしたりするのに最適で、なぜか落ち着く空間でもある。

更に、後部にはギャレーがあり、ドアで仕切られた個室になっているので、トイレルームとしても使用できる。

なお、同社はセミオーダーも可能で、ベースのレイアウトから必要に応じてレイアウトや装備を自分好みにオーダーできるのもメリットだ。


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2017.11.12