ハイエース標準ボディ使用のライトキャブコン(2/6)


ボーノクイーン カトーモーター ⇨ 詳しい記事はこちら


同社はバンコンからキャブコンまでラインアップしているが、キャブコンはボンゴを使用したボーノとボノボーヤが主力モデル。丸みを持たせたボディ形状がかわいらしいシルエットを作っている。
ボーノクイーンは、そのベース車をハイエース標準ボディに取り換えたという表現が当てはまるモデル。即ち、ボーノ同様、丸みを帯びた独特のシェル形状を踏襲している。

ボーノクイーンはレイアウトによりA~Dの4タイプが用意されている。いずれもキャブ上に張り出したバンクとバンクベッドを持つ。
Aタイプ:フロントギャレーと後部全面を使った広いコの字型ダイネット
Bタイプ:前部に前向きダイネット、後部に縦置きダブルベッドとユーティリティールームを配置
Cタイプ:前部に対座ダイネットと、後部に横置き2段ベッドを配置
Dタイプ:Cタイプにユーティリティールームを追加

就寝人数はBタイプのみ3名で、その他のタイプは5名なので、どれもファミリーで使用できるが、Aタイプは前向き着座できるシートが運転席、助手席の2名分しかないので、ファミリーで使用するならAタイプ以外がお勧め。

 ボーノクイーンCタイプ

また二人で使用するなら、Aタイプが広々としていてお勧めだ。それ以外のタイプではベッドが余ってしまう。ただ、バンクベッドを収納スペースとしてしまうなら、その他のタイプでも良いだろう。

同社のモデルはいずれも木の感覚を生かした落ち着いたインテリアで、高級感がある。モダンインテリアではないが、温かみのあるインテリアは落ち着ける空間を作り出す。無機質なインテリアが増える中、貴重な存在だ。

ギャレーは、シンクが埋め込まれたコンパクトなスペースで、卓上式カセットコンロを置くタイプ。コンロを置くと調理スペースはほとんど無く、手の込んだ調理は難しい。
冷蔵庫は40リッターの横開き式が標準装備される。また電子レンジはオプションだが、収納スペースも用意されている。

 ボーノクイーンのギャレー

収納は、右側上部やエントランス上部にオーバーヘッド収納が用意され、収納力は高い。また、ベッド下やシート下も大きな収納スペースになっている。

ボーノクイーンは丸みを帯びた外観と、落ち着いた木のインテリアが特徴。またレイアウトが4種類から選べるのも選択肢を広げる。 ファミリーでも二人旅でも適するレイアウトが用意されているのも強みだ。

価格は700万円で今回取り上げたモデルの中では最も高価。 特に装備が充実しているわけではないので、価格は主にインテリアのバリューということになる。

外観の デザインは好みが分かれるところと思われるので、外観のデザインとインテリアが気に入ったら納得できる1台だろう。

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2018.2.22