トヨタ コースターがフルモデルチェンジ


トヨタのマイクロバス、コースターが24年ぶりにフルモデルチェンジした。
コースターはキャンピングカーでは、内装を主に架装するバスコンや、ボディカットしてシェルを架装するセミフルコンのベース車として使われている。

マイクロバスをキャンピングカーのベース車として使うのは、日本のキャンピングカー独特の方法で、国産キャンピングカー最高峰のカテゴリーとなっている。
トヨタカムロードいすゞビーカムは国産スタンダードキャブコンのベース車として多く使われているが、バスコンやセミフルコンは、人を載せるのが前提のバスがベースになっているだけに乗り心地の面で優位性がある。

さて、バスコンとセミフルコンのベース車として日産シビリアンと共に使用されるトヨタコースターがフルモデルチェンジされ、4代目となる。
変更点はボディ周りがメインで、エンジンやパワートレインは大きな変更はない。

キャンピングカーのベース車として考えられる主な変更点は、

・環状骨格を採用した高剛性ボディを導入


・VSC(Vehicle Stability Control:車両安定制御システム)を全車標準装備。コーナリング時の横滑りなどを抑制し、車両走行時の安定性を確保
・運転席と助手席にSRSエアバッグを標準装備。
・室内高を60mm高くし、窓側は約40mm外側へ拡大。


・ボディ剛性の向上、エンジンカバーの構造変更などで静粛性を改善
・スタビライザーをフロントとリヤに装備するなどでフラットな乗り心地を実現

ラインアップは従来撮り、バスとビッグバンが存在し、バスにはEX、GX、LXのグレードがある。
EXはロングボディ(6,990mm)のみだが、GXとLXには標準ボディ(6,255mm)が選択できる。
なお、車幅も広くなり全車2,080mmとなっている。
エンジンやトランスミッションは従来と変わらず、ディーゼルのみ、マニュアルと6速ATが選べる。

2017年1月末から発売されるが、このモデルベースのキャンピングカーが発表されるのは、もう少し後になるだろう。

 

 

2016.12.25