6-14. 欧州車のレイアウトはほぼ同じ


輸入車、特に欧州車のレイアウトはビルダーにかかわらず、かなり似通っています。ベース車はフィアットのデュカトがほとんどで、このベース車の運転席と助手席は元々回転して後ろ向きになるようになっているので、これを利用しているレイアウトがほとんどです。

 サンリビングS65SLEのダイネット 運転席、助手席が回転してダイネットチェアになる

即ち、ダイネットは運転席、助手席の後ろに位置し、 2列目シートと後ろに向けた運転席、助手席のシートで4~5名がテーブルを囲むことができます。

ベッドルームはほとんどの場合最後部で、 横置きダブルベッドか、縦置きツインベッド、あるいはアイランドダブルベッドが選択できます。 同じシリーズでもベッドの種類や、縦置きか横置きかによって、車長が変わります。。

ダイネットを展開してエクストラベッドとして使用することはできますが、常設ベッドが後部の二人用のみの場合は、二人で使用することが想定されています。
ファミリーで使用することを想定したモデルの場合は、後部の常設ベッドの他にプルダウンベッドやバンクベッドが用意されているのが一般的です。

多くの輸入モデルでは、ダイネットとベッドルームの間に、ギャレーとサニタリールームが配置されています 。大きな車ではトイレルームとシャワールームが独立している場合がほとんどです。

なお、輸入モデルの場合は、エントランスが右側にあるものがほとんどですので、この点は認識しておく必要があります。



前の記事  ⇧目次  次の記事 ⇨