5-5. ペットも連れて行くクルマ旅


今やペットは家族同様で、旅行にもペットを連れて行きたいという需要が増えつつあります。
しかし、ペット連れで宿泊できる宿泊施設は増えてきたとはいえ、多くはありません。
また、ペット連れで公共の交通機関で旅するというのは、ほぼ不可能でしょう。

ペット連れの旅のためにキャンピングカーを使用するというのは、かなり現実的な解です。
ペットと一緒に旅するためにキャンピングカーを購入したというユーザーも少なくありません。

 アネックスのコンポーザーwith Dog 後部はペット用のシャワールーム

キャンピングカーなら車内は広いのでペット連れでも無理がありませんし、特に大型犬の場合はスタンダードキャブコンクラスなら比較的ストレスなしに過ごせるでしょう。

ビルダーもそのあたりのことを考えて、ペット連れを想定したモデルを発表しています。
ポイントは、ケージを置く場所の確保、犬や猫の毛の掃除がしやすいこと、ペットの足を洗うことができること、空調が考えられていること、などです。

 オートワンの愛犬くん ペットの足洗い用トレイ付き

ペット連れの場合は二人+ペットというケースが比較的多いようですので、フロントシート以外は自由度の高いレイアウトが良いでしょう。
例えば、バンコンで対座式シートを選んでしまうと、前後の移動が難しかったり、運転席、助手席とケージが離れてしまうなど、あまり良いことはありません。

換気は特に注意したいポイントです。
ペット同伴旅と言っても、スーパーでの買い出し時や温泉タイム、あるいは外食時などはペットを車内に残しておく必要があります。

特に夏場は危険で、締め切っておくと、いくら断熱性が高いキャンピングカーと言えども車内は高温になってしまいます。

一番良いのはエアコンを使うことですが、リチウムバッテリーがあればかなり長時間使えます。
このような場合は、ベンチレーターを回しておくのも一つの解決策です。
ただし、やはり長時間ペットを残して車を離れるのは避けた方が良いでしょう。

必然的に車内で食事することが多くなりますので、ギャレーや電子レンジがあると便利です。

お勧めのボディタイプとポイント

・ペットのサイズに見合ったボディサイズ

お勧めのレイアウト
・車内を動き回れるレイアウト
・ケージやペット用トイレが置けるスペースが確保されているレイアウト
・ギャレーのシャワーフォーセットが車外に引き出せると便利
・ペットの毛を掃除し易い生地のシート
・汚れてもすぐに掃除できるシートや家具
・ペット同伴旅仕様モデル

お勧めの装備
・シャワーフォーセット(車外で使えるもの)付きギャレー
・ベンチレーター
・家庭用エアコン
・FFヒーター
・冷蔵庫
・電子レンジ



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2017.2.18